伝送路の媒体を分類してみると無線か有線か、電気信号か光信号か等で分けられます。しかし通常LANでは、より対線(ツイストペアーケーブル)、同軸ケーブル、光ファイバーケーブルが使われます。
電話線として従来から使われていて施設が容易でコスト安ですが、ノイズを受けやすく通信速度や距離が限られてしまいます。
電気的な影響を受けず減衰量が少ないため、通信速度が速く距離を極めて長く出来ます。しかし、一度施設してしまうと後から加工する事が難しいといった面もあります。
単線を絶縁体で包みさらに銅線で包んだケーブルです。昔からコンピュータを接続するために多く使われています。
以前コンピュータが発展し普及し始めた頃は、各コンピュータメーカは独自のネットワークを独自のプロトコルと共に構築していきました。
昔のネットワークは大型コンピュータを中心としたメーカー指向であったため、さして問題は発生しませんでした。しかし発展するにつれ、、どうしても異種メーカーのパソコンやワークステーションを接続したり、外部のネットワークと通信したりする必要がありました。
例えばある企業で特定のメーカーのコンピュータシステムを使用しているけれど、その取引先の企業が異なるメーカーを使用している場合、よりスピーディーな取引を行うためにはオンラインシステムを導入すれば良いのですが、そのプロトコルが異なっていると新たな機器導入等、余計な出費が生じてしまいます。
このようにプロトコルの標準化は重要な課題となっており、それを行うための研究をしている国際標準機関として情報処理分野を中心としたISO(International Organization for Standarzation:国際標準化機構)があります。
規格(standard)の制定を目指し通信サービスのユーザの立場から、最終的には各国の規格(日本ではJIS)の統一を目指しています。代表的な物として後述の7階層構成によるOSI参照モデルがあります。