接続形態(トポロジー)

LANを分類するといくつかの形態がある。その形態のことをトポロジーと呼びます。

スター型

集中型と呼ばれ、全てのノードが中央の制御装置に接続され通信はそれを介して行われます。

リング型

1本のリング状になったケーブルにノードが接続される形態です。通信効率が良く高速通信が可能で大規模なLAN構築も可能です。しかしデータが一定方向に流れているため、障害が起きた場合全体に影響を与えてしまいます。

バス型

1本のケーブルにノードが接続される形態です。高速通信が可能で、配線が簡単です。
また、ノードに障害が発生しても全体に影響を与える事はなく、LANを使用中でもパソコンの移動や増設が可能です。
但し、ケーブル長には制限があり、多量のデータが流れると速度が遅くなる場合もあります。

プロトコル

コンピュータ間のコミュニケーションの約束事や手順の事をプロトコルと呼びます。
プロトコルは大別すると2通りになります。1つはコンピュータメーカ各社が自社製品を接続するために開発した物です。例えばIBMのSNA、日立のHNA、富士通のFNA、旧DECのDNA等がありますが、これらはあくまでも商業的で、基本的には同一メーカーのみのネットワークを構築するものです。
もう1つはコンピュータメーカに依存せず標準化を目指している物であす。例えばアメリカ国防総省が開発したTCP/IP(Transmission Control Protocol/InternetProtocol)、NovellのIPX(Internetwork Packet eXchange)/SPX(Stream Packet eXchange)、MicrosoftのNetBEUI等があります。
一つのネットワーク上のコンピュータ間ではプロトコルが異なっていると基本的には通信は出来ません。そのためネットワークシステム設計時には、どのプロトコルを使うかを決める必要性があります。

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